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農林水産省が発表している野菜の価格見通しから、平年と比べてお得に買える見通しの野菜を紹介。3月は…ジャガイモがおすすめ。ジャガイモのアレコレを深掘り！
＜平年より高値予想の野菜＞
平年より高くなりそうなのが「ニンジン」「ハクサイ」「タマネギ」
いずれも、この冬の時期の気温が高い影響で、本来3月に出荷する分が1月・2月に前倒しで出荷されてしまったので、出荷量が少なくなったことなどから高値になる見通し。
＜お買い得なのが…＞
逆にお買い得になりそうなのは「レタス」「ジャガイモ」
レタスは3月前半だけ平年より安い予想になっている。こちらは逆に出荷時期がずれたことで、3月は出荷量が多くなったことなどが安値の見通しの理由。
＜3月おすすめ ジャガイモを深掘り＞
出荷量はやはり北海道がダントツ。全体の83.5％を占めている。2位以降は鹿児島・長崎と続く。ちなみに福島県は17位で、令和4年産は2100ｔの出荷量となった。
実は…「大地のリンゴ」とも呼ばれ、ビタミンCがリンゴの約7倍も含まれている。そのほか、高血圧やむくみの予防に役立つ「カリウム」なども豊富に含まれている。
＜天然毒素にご注意を！＞
ジャガイモは、天然毒素も含んでいるので食中毒には注意が必要。農林水産省が「未熟なイモや小さなイモはたくさん食べないように」と呼びかけている。こうしたイモを皮つきで調理したら、皮は出来るだけ残すとよい。さらに「保存するとき20℃以上になると発芽や腐敗しやすくなる10℃くらいの暗くて涼しい場所で」
「調理するときは、加熱しても毒素は確実に減るとは言えないので、芽などはちゃんととって、ニガミを感じたら食べないように」としている。
＜長野の郷土料理 いもなます＞
長野県飯山市の郷土料理に「いもなます」というものがある。「なます」といえばダイコンとニンジンで作るのが一般的だが、ジャガイモで作るという。
農水省によると、特に祝い事の際に大皿に盛りつけてふるまわれるそう。
調理工程はすごくシンプルで、材料はジャガイモ 中サイズ2個（男爵イモがよいそう）味付けは、酢・砂糖・塩だけ。
ジャガイモを千切りにし、水を変えながら”2時間以上”水にさらしデンプンを取り除く。あとは鍋にジャガイモをいれ、油がまわったら酢・砂糖・塩の順に加え、中火で水分がなくなるまで炒めるだけ。
3月はジャガイモが平年よりお買い得な見込みなので、皆さんもぜひ試してみて。
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